トスカニーニ&NBC交響楽団のベートーヴェン第九CD

フルトヴェングラーと対立していたトスカニーニは、1952年に録音したスピーディな第九演奏が有名です。
トスカニーニ自身は「楽譜に忠実」に演奏したと主張していたようです。(早過ぎるテンポ指示を守ったこと)

第1楽章冒頭の、弦のトレモロがスタッカートのようにリズミカル。霧や霞を思わせるフルトヴェングラーとは対照的。
第2楽章も早いけど、スケルツォなのでむしろ「らしい」と思います。
第3楽章では歌うように演奏しています。オペラの指揮でキャリアを重ねた人なので当然かと。
第4楽章がとても速いテンポで始まるのも、オペラの終劇みたいな盛り上がりを意識してるんだと思います。
歓喜の歌も速いので、まるで「強制された歓喜」という感じになってますが……。
独唱に過剰にビブラートをかけまくっているのも特徴的。
最後の終わり方は逆に遅めのテンポです。

個人的には一番好きな録音です。
全4幕のオペラ(喜劇)を見ているような感覚がします。


ベートーヴェン : 交響曲第9番 「合唱」&ミサ・ソレムニス

カラヤンはトスカニーニの録音を楽団員に聞かせていたらしいです。
シンフォニーをオペラのように指揮するカラヤンは、トスカニーニからオペラっぽいスタイルを受け継いだんだと思います。

カラヤン&ベルリンフィルのベートーヴェン第九CD

カラヤンの第九の代表的録音をいくつか。

アンチカラヤンからは、「大衆的」と批判されています。
個人的には、カラヤンはシンフォニーをオペラっぽく指揮する人って感じです。

1962年にイエス・キリスト教会で録音した盤。
カラヤンの生涯で2度めの第九の録音らしいです。
ベルリン・フィルとは初共演。
金管楽器が華々しい感じです。
残響が豊か(2.4秒ほどらしいです)。
後述の録音と比べると若々しい印象を受けます。


ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》

こちらは1977年録音。ベルリンフィルを指揮した録音の中で最も評価が高いようです。
演奏者を増やした重厚な響きと、室内楽的な緻密な弦楽との融合を目指したとされるカラヤンの円熟期の盤。


カラヤン & ベルリン・フィル ライヴ・イン・東京1977 ベートーヴェン交響曲全集 V [ライヴ/ステレオ初出] [日本語解説付]

こちらは1979年東京普門館ライブの録音です。
カラヤン&ベルリンフィル円熟期の盤の1つ。
ただし、普門館そのものの音響が良くないです。
このせいか音が荒々しく聞こえます。
当時、NHK-FMで生放送され、NHKのデジタル録音第1弾でもあるそうです。


カラヤン 普門館ライヴ 1979 / ベートーヴェン:交響曲 第9番 《合唱》

フルトヴェングラー&バイロイト祝祭管弦楽団のベートーヴェン第九

ベートーヴェン第九の演奏比較で、ほぼ必ず引き合いに出される歴史的演奏。

1951年、第二次世界大戦後に演奏が再開されたときにバイロイトに音楽家が集まって生演奏を収録したそうです。
モノラルで、機材も良い機材が揃わなかったのか、元の音質が悪いです。
※フルトヴェングラーは当日の録音を認めなかった為に、プロデューサーのレッグが隠し撮りしたとか……そういう噂があるほどの音質です。

「歴史的名盤」とされ、代替演奏が現れる可能性がゼロとも言われています。
同じ録音を元に何度もリマスターが為され、色々な盤があります。

EMI盤が本来の録音ですが、在庫があるNAXOSの方を載せておきます。


ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」(バイロイト祝祭管/フルトヴェングラー)(1951年)

ただし、バイエルン放送協会の「真正ライブ」が本当の原盤で、EMI盤はゲネプロと本番とを継ぎ接ぎしたレッグの編集盤との噂があるらしいです。

「真正ライブ」盤はキングレコードから出ています。


もうひとつの「バイロイトの第9」

クレッシェンドの有無や、最後の和音が破綻しているかちゃんと出ているか、
……などの違いがあるようです。

しかし、わざわざミスしたほうを編集に使うのかという疑いもあります。
よって、聞いたことが無いならどの盤でも構わないと思います。

音質が一番良いのが、Delta盤。


ベートーヴェン:交響曲第9番《合唱つき》[バイロイトの第9/第2世代復刻]

このユニバーサルミュージック盤は東芝EMI「TOCE-6510」と同一盤。コツコツという足音や拍手から始まり、長い静寂のあとで演奏が始まります。
歴史的記録としては、こっちのほうが「らしい」です。


ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

ついでに、フルトヴェングラー自身の音楽観を語った評論集も。
※文庫版は抄訳です。完訳は13篇の評論が載っています。


フルトヴェングラー 音と言葉

ドラゴンクエストスペシャルコンサート 交響組曲ドラゴンクエスト5 天空の花嫁 日本センチュリー交響楽団

大阪府のラブリーホール(河内長野市立文化会館)にて、
ドラゴンクエストスペシャルコンサートが行われます。

指揮は作曲者のすぎやまこういち。
演奏は日本センチュリー交響楽団。

公演日は、2014年5月5日(月)です。

チケット一般販売 / ドラゴンクエストスペシャルコンサート 日本センチュリー交響楽団

プログラムは

交響組曲「ドラゴンクエストⅣ」導かれし者たち

です。

第16回別府アルゲリッチ音楽祭

毎年行われている別府アルゲリッチ音楽祭第16回が、4月25日~5月11日まで開催されます。
著名音楽祭ですし、基本的には教育的コンサートなので取り上げました。

2014年4月25日(金) チケット抽選販売「プレリザーブ」ギドン・クレーメルによる室内楽勉強会&コンサート

2014年4月28日(月) 大分県出身若手演奏家コンサート

2014年5月1日(木) チケット一般販売 / ベスト・オブ・ベストシリーズ Vol.2 アルゲリッチ&クレーメルデュオ

2014年5月7日(水) チケット一般販売 / 公開室内楽・マスタークラス

2014年5月10日(土) チケット一般販売 / 室内楽コンサート ~アルゲリッチが創る出会いの場~

2014年5月11日(日) ピノキオ コンサート~大人と子どものための 音 [ おん ] ・ 学 [ がく ] ・ 会 [ かい ] ~

牛田智大&ウィーン・カンマー・オーケストラ来日2014

ウィーン・カンマー・オーケストラと天才少年ピアニストの牛田智大との来日公演が2014年6月に行われます。

どちらも聞いたことはありません。
牛田智大は写真を見るに女の子みたいな顔立ちでびっくり。

演奏は年を考えればうまいです。
可もなく不可もなしという感じですけど。

どういう経緯でウィーンのオーケストラが少年ピアニストと来日共演することになったのか、面白いですね。

2014年5月30日(金) チケット先行抽選「プレリザーブ」アクロス福岡シンフォニーホール

2014年6月5日(木) チケット先着販売「プリセール」東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル

2014年6月7日(土) チケット抽選販売「プレリザーブ」新潟市民芸術文化会館コンサートホール

2014年6月8日(日) 第二次チケット抽選販売「プレリザーブ」ザ・シンフォニーホール

プログラム;
モーツァルト:交響曲第25番K.138
ショパン:ピアノ協奏曲第2番
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」

指揮:シュテファン・ヴラダー

もょもと交響楽団 Premium Concert III 交響組曲ドラゴンクエスト5

もょもと交響楽団というアマオケによるドラゴンクエストの曲を演奏する楽団が、
2014年4月29日(月)に埼玉県所沢市民文化センターにて
交響組曲ドラゴンクエスト5全曲の演奏会を行います。

結成は2008年9月で、第1回公演は2009年8月。
第2回は2012年1月で、今回で3回目の公演。

ドラゴンクエストは私も好きなゲームなので取り上げました。
「もょもと」とは初期のドラゴンクエスト2で「とある有名なパスワード」を入れると、キャラクターの名前が「もょもと」となることに由来しています。
知らない楽団だったのですが、このネーミングにはニヤリとさせられました。

入場料は無料
ただし、全席指定で事前にチケット取得が必要です。

もょもと交響楽団 Premium Concert III 交響組曲ドラゴンクエスト5

新垣隆の交響曲第1番HIROSHIMA

例の交響曲第1番HIROSHIMAのCDを再聴しました。

ご本人には不名誉なんでしょうけど、本当の作曲者は佐村河内守ではなく新垣隆だったのですから、やはり新垣隆としておきます。

聞き返してみて、現代音楽を学んだものなら誰でも作れるシロモノとは思えないです。
マーラーの真似と言ってたのですが、現代音楽を学ぶと誰でもマーラーを真似できるんでしょうか?
ちょっと信じがたいです。かなりの力作に感じます。
と言っても私は作曲理論なんてまったく知らず、ただの印象論レベルですが、新垣隆の経歴を見るに、真正の天才だったのでしょうから、天才にとってはタダの手遊びだったんでしょう。
新垣隆のWikipediaページ

そもそもクラシックの名曲には、作曲者本人にとってはタダの手遊びのつもりが思わぬ反響を受けてしまうというエピソードのある曲が少なくないです。
ラヴェルは有名な「ボレロ」を軽い気持ちで単純な構成にし、この曲を駄作のように言っていたようですが、今では名曲扱いです。
手遊びではないですが、ショスタコーヴィチの交響曲第5番は、単にソ連当局からの批判をかわす狙いで作ったそうで、ショスタコーヴィチ本人はこの曲を当局に迎合しただけの駄作のように言っていたらしいのです。
しかし今ではやはり、何度も演奏会で取り上げられる名曲扱い。
このHIROSHIMAも、作曲経緯を抜きにしてそのような名曲・人気曲として残ればいいんじゃないのかと思います。
もしこれを機に忘れられたら、所詮は「物語」で売れていた曲ってことです。

通販サイトからは撤去されていますが、在庫のあるショップを探しました。

佐渡裕プロデュースオペラ2014コジ・ファン・トゥッテ

毎夏行われている兵庫県立芸術文化センター主催の佐渡裕プロデュースオペラ2014は、モーツァルトのコジ・ファン・トゥッテの上演を行います。
2014年はメトロポリタン歌劇場首席演出家のデヴィッド・ニースが演出。

有名オペラですがあまり上演機会はないのと、佐渡裕が好きなので取り上げました。

公演日程は、2014年7月18日(金)~27日(日)まで。
ただし22日(火)と24日(木)は休演日です。

チケット一般販売 / 佐渡裕プロデュースオペラ2014コジ・ファン・トゥッテ

会場は、兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール。

7月18日、20日、23日、26日のキャストは以下のとおりです。

フィオルディリージ:スザンナ・フィリップス
ドラベッラ:サンドラ・ピケス・エディ
グリエルモ:ジョン・ムーア
フェルランド:チャド・シェルトン
デスビーナ:リュボフ・ペトロヴァ
ドン・アルフォンソ:ロッド・ギルフリー

7月19日、21日、25日、27日のキャストは以下のとおりです。

フィオルディリージ:小川里美
ドラベッラ:フイリン・チュウ
グリエルモ:キュウ・ウォン・ハン
フェルランド:ジョン・健・ヌッツォ
デスビーナ:田村麻子
ドン・アルフォンソ:町英和

スロヴェニア国立マリボール歌劇場「カルメン」仏語上演字幕付き

2014年6月に、スロヴェニア国立マリボール歌劇場による「カルメン」の来日上演が行われます。

一度も聞いたことがない団体ですが、有名オペラですし、どんな上演か興味津々なので取り上げました。
スロヴェニアでは最も有名な歌劇場らしいです。
DRAMA OPERABALET MARIBOR
ネットでざっと検索結果を拾っても感想などは全然見つからないですね。

6月7日(土) チケット一般販売 / スロヴェニア国立マリボール歌劇場「カルメン」来日上演 ニトリ文化ホール(北海道)
カルメン:オクサーナ・ヴォルコヴァ

6月15日(日) チケット一般販売 / よこすか芸術劇場
カルメン:ヴェッセリーナ・カサロヴァ
ドン・ホセ:エフゲニー・アキノフ
エスカミーリョ:ミケレー・カルマンデイ

6月18日(水)、19日(木)、22日(日) チケット一般販売 / スロヴェニア国立マリボール歌劇場「カルメン」来日上演 オーチャードホール(東京都)
カルメン:ヴェッセリーナ・カサロヴァ(18日、22日)/オクサーナ・ヴォルコヴァ(19日)
ドン・ホセ:ヤベ・トメ・フェルナンデス
エスカミーリョ:マイケル・カルマンディ 

6月25日(水) チケット一般販売 / 静岡県アクトシティ浜松
カルメン:オクサーナ・ヴォルコヴァ

6月26日(木) チケット抽選販売「プレリザーブ」三重県文化会館中ホール

6月27日(金) チケット一般販売 / 第37回名古屋国際音楽祭 愛知県芸術劇場コンサートホール
カルメン:ヴェッセリーナ・カサロヴァ
ドン・ホセ:エフゲニー・アキノフ
エスカミーリョ:ミケレー・カルマンデイ

6月28日(土) チケット抽選販売「プレリザーブ」大阪府フェスティバルホール
カルメン:ヴェッセリーナ・カサロヴァ
ドン・ホセ:エフゲニー・アキノフ

指揮:サイモン・ロビンソン
演出:フィリップ・アルロー
スロヴェニア国立マリボール歌劇場管弦楽団、合唱団、バレエ団