佐村河内守の主要曲はゴーストライターの作品でした

はっきり言って心象最悪かと思います。
個人的には、タイのパタヤで少年に性的虐待をしていたとの疑惑のあるプレトニョフよりも心象が悪いです。
だって現代のベートーヴェンと宣伝してたじゃないですか?

当サイトでもコンサートツアーの情報を載せてしまいましたし、演奏会の情報を掲載するという当サイトの本来の主旨とは異なりますが、とても重要な事件だと思うので、佐村河内守の件は記事を書いておきます。

両耳が聞こえない作曲家・佐村河内さんの曲は別人作

広島市出身の被爆2世で、両耳が聞こえない作曲家として知られる佐村河内守さん(50)=横浜市在住=の「交響曲第1番 HIROSHIMA」などの主要な楽曲は、別の音楽家が作ったものだったと、佐村河内さんの代理人の弁護士が5日未明、明らかにした。

 フィギュアスケートの高橋大輔選手がソチ冬季五輪のショートプログラムで使用予定の楽曲「ヴァイオリンのためのソナチネ」も、佐村河内さんの作品ではないという。

 代理人によると、十数年前から佐村河内さんが別の人物にイメージなどを伝え、曲にしてもらっていた。

 公式サイトなどによると、佐村河内さんは作曲を独学。「バイオハザード」「鬼武者」などのゲーム音楽で注目を集めた。35歳で聴力を失った後も、絶対音感を頼りに作曲を続けた。

 佐村河内さんは深く反省しているという。

単に記譜だけ手伝って貰っていたという程度の話ではないですね。
ベートーヴェンは骨伝導を使って何とか聞き取ろうとしてたわけですし、それに対して佐村河内守は絶対音感があるので頭のなかで複数のパートを鳴らすことができると言っていました。
これが本当ならベートーヴェン以上ですが、実態は違っていた。

曲のイメージを伝えて曲にしてもらった、という理屈で作曲したと言っていいなら、
例えば映画音楽なんかは監督がイメージを伝えているでしょうから、映画音楽を作曲したのは監督と言っていいことになります。
テレビドラマやアニメ、ゲームなどの曲でも同じです。

バイオハザードなんかも本当に本人?と疑うのは当然でしょうね。
Wikipediaを見ると、デュアルショック版はBGMが刷新され、佐村河内守が担当したとなっています。
バイオハザード(ゲーム)
現在50歳で35歳で聴力を失ったそうで、バイオハザードはデュアルショック版が1998年発売ですから、時期的にはまだ耳が聞こえてますけど……。

Wikipediaに掲載されている全聾以降の作品は以下のとおりです。

佐村河内守より。

全聾以降の作品[編集]
以下の作品はゴーストライターに作曲された、あるいはその可能性があり、著作権管理の委託を受けていた日本音楽著作権協会(JASRAC)が2014年2月5日に「権利の帰属が明確になるまで作品の利用許諾を保留する」と発表したため、保留中の作品の演奏や放送はできない[22]
鬼武者《交響組曲ライジング・サン》献呈=横山勝也
中村鶴城・琵琶リサイタル委託作《詩曲 天の川 琵琶歌と十七弦箏のための》(10分)
二胡と管弦楽による《劇音楽のための主題曲と変奏曲》(17分)
《子供のためのピアノ小品》(25分)献呈=某障害児施設
《交響曲第1番》(74分)献呈= しおり
《ヴァイオリンのためのソナチネ嬰ハ短調》
ピアノ幻想曲《ジ・エターナル》(27分)
《ピアノ・ソナタ第1番》(36分)献呈= 持田正樹
オルガン組曲《アシュリー》(14分)献呈= アシュリー・ヘギ
和楽と管弦楽のための《死霊I – IX》(全270分)
《交響曲第2番》(110分)
ピアノのための《死霊・第1章》(13分)
《無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌ 》
《弦楽四重奏第1番》(32分)
《弦楽四重奏第2番》
NHK『五木寛之 21世紀・仏教への旅』献呈=五木寛之
二管編成の音楽《ヒロシマ》(22分)献呈=原爆被爆者
《交響曲第3番》2007年当時制作中
《CRASH MIND TOWER》
《左手のためのピアノ小品<MIKU(1)>》
映画音楽[編集]
『秋桜(cosmos)』(「秋桜」組曲)
『六悪党』
『桜、ふたたびの加奈子』(2013年4月、ショウゲート)
ゲーム音楽[編集]
『バイオハザード (D.S)』 (バイオハザードシンフォニーOp.91「CRIME AND PUNISHMENT」)
『鬼武者』(交響組曲「RISING-SUN」)
テレビ音楽[編集]
NHK『山河憧憬』(チベットゴングと尺八のための幻想組曲Op.75)
中国2001年のテレビドラマ『呂布与貂蝉』(テーマソング。監督はチェン・カイコー、呂布役は黄磊、貂蝉役は陳紅
吹奏楽[編集]
《吹奏楽のための小品》(7分)献呈=石田修一と千葉県柏市立柏高等学校吹奏楽部
祈り(東京佼成ウインドオーケストラ委嘱作品・約8分・2012年12月1日、同団第113回定期演奏会にて初演)

許光俊のこの評もどうなんでしょうか。
全聾の作曲家が書いた曲という心象がこの評に影響を与えなかったはずはないでしょうし。
「世界で一番苦しみに満ちた交響曲」

とは言え、曲自体は別に駄作とは言えないので、本当の作曲家が表に出てその人の曲として周知が進めがいいのではないでしょうか。

“新垣隆”の交響曲第1番HIROSHIMAについて


騒動前から佐村河内守を疑っていた評者がいたようです。


「全聾の天才作曲家」佐村河内守は本物か―新潮45eBooklet

元は週刊誌の記事で、Kindleで100円ですが、15ページのみです。
しかし佐村河内守の発言と行動との矛盾から、偽作曲家と推測していたのは慧眼でしょう。


追記です。

CDを発売していた日本コロムビアでも佐村河内守のCDについてプレスリリースを出しています。

作曲家 佐村河内守氏につきましてより。

本日、当社は作曲家  佐村河内守氏の代理人弁護士より、
佐村河内守氏は10数年前より自身の作曲活動について、
記譜行為などの一部の作曲行為を
特定の第三者の手により行ってきたとの連絡を受けました。

当社といたしましては、
この内容に驚愕しており、大きな憤りを感じております。

当社より発売いたしました佐村河内守氏作曲の作品については、
当然に本人からは「自身が作曲した作品である」との説明を受けており、
更に、佐村河内守氏は自身が作曲者である旨を
著作権管理団体に対して登録していることを確認の上で、
販売を行って参りました。

しかしながら、当社より発売したCD等の商品につきましては、
結果として、作曲者については不適切な表示であり、
また、創作活動の背景などについても誤った表現をしたまま
販売活動を行ってきたこととなります。

この点につきましては、商品の発売元として責任を痛感しており、
深くお詫び申し上げます。

今後は、当社としても今回の事態に関する事実関係を精査した上で、
再発防止策を検討して参ります。

商品の回収などはしないようですね。
ただし、Amazonでは再入荷はないようです。
在庫限りですべて売り切れ。
中古出品もありません。
却ってプレミアムが付くかもしれませんね。


さらに追記ですが、広島市が市民栄誉賞を取り消すようです。

市民賞取り消し検討=広島

作曲家の佐村河内守さんが別人に作曲を任せていた問題で、佐村河内さんの出身地で「広島市民賞」を授与した広島市の松井一実市長は5日、「思いもよらないことで驚いている」とコメントした。事実を確認した上で取り消しも検討する。


コンサートもすべて中止となるようです。

別人作曲、コンサートは全て中止 CD出荷停止、楽譜販売中止に続きより。

作曲家の佐村河内守さんの楽曲を別人が作曲していたことが明らかになった問題で、佐村河内さん関連のコンサートを企画していたサモンプロモーションは5日、全公演を中止すると発表した。

 同社は5日、「佐村河内守氏に関する弊社企画公演につきまして」と題したお知らせをオフィシャルサイトに掲載すると、「今後、弊社で予定しておりました佐村河内守関連公演につきましては全て中止とさせていただき、お買い求めいただきましたチケットについては、お買い求めのプレイガイドの利用規約に則り、チケット代金の払戻しをさせていただきます」と発表した。

 同社も佐村河内さんの楽曲が第三者の手になるものだったとは知らなかったといい、「その事実を知らされず公演を企画・実施しており、この事実に驚愕し、大きな憤りを感じております」と声明を出すとともに、チケットの購入者・関係者に謝罪した。

当サイトでは主にチケットぴあにリンクを貼ってますが、チケットぴあの規約では興行主が払い戻しを決めた際にチケットぴあが払い戻しを代行することがあるようです。
しかし佐村河内守のコンサートの払い戻しについては不明です。

一応、こちらのページから払い戻し申請が可能です。
公演中止・延期・発売方法変更による払い戻し

またこちらのページで、払い戻し受付可能な公演を検索できます。
公演日を指定する方式なので不便ですが。
公演中止・延期・払戻方法のおしらせ


真偽不明ですが、佐村河内守が書いた詳細な指示書があるそうです。

これは「清書版」なんですかねえ……。
こんなにきちんと整理整頓された状態なのは不自然に思えますが。
実際に使っていた指示書なのかは怪しいと思います。


本当の作曲者は「新垣隆」という人のようです。

「ゴーストライターを18年」 作曲家の新垣隆さん告白

佐村河内さんは、著書や取材では、広島生まれの被爆2世で、35歳で聴力を失って以来、絶対音感を頼りに作曲活動をしてきた、と説明していた。しかし、新垣さんは6日発売の週刊文春に真相を告白。編集部を通じて報道各社に送ったFAXに、「ゴーストライターを18年間にわたってやってきた」と記した。同日午後に記者会見するという。

18年ってことは、例のバイオハザードデュアルショック版も新垣隆の作なんでしょうね。

「現代のベートーベン」佐村河内守氏のゴーストライターが語った!より。

 新垣氏はこう語った。

「公表するべきか逡巡しましたが、やはり事実を明らかにして自分もお詫びしなければならないと思い至りました。このまま事実を伏せ続ければ、五輪という大きな舞台までもが佐村河内氏の虚構を強化する材料にされてしまうのではないか、と」

 また、昨年3月に放送されたNHKスペシャル『魂の旋律~音を失った作曲家』では、佐村河内氏が東日本大震災の被災地を訪ね、津波で母親を失った少女のために『ピアノのためのレクイエム』を作曲する様子を密着取材したが、この曲も佐村河内氏の指示で新垣氏が作曲したものだった。番組では、佐村河内氏は「全聾」ながらも「絶対音感」を持つ「現代のベートーベン」と紹介された。

 新垣氏は近く会見で謝罪する。

最初から共作とか、「原案佐村河内守、作曲新垣隆」とでもすれば良かったのに。
でもその場合は、ここまでは人気にならなかったでしょうけど。


ニコニコ生放送で記者会見を生中継してたようです。
《佐村河内守氏 作曲問題》ゴーストライター 新垣隆氏 記者会見

内容の抜粋はこちら。

作曲もできず楽譜も読めない佐村河内守 新垣「佐村河内は耳が聞こえると思う」

-18年前にそもそも佐村河内さんと新垣さんとの関係は?
新垣「彼は知人を通して紹介されました。映画の音楽を担当することになり、オーケストラを書ける人を探していると言われ私の所に来られました」

-ゴーストライターを辞めようと思ったことはなかったのか?
新垣「映画音楽やゲーム作曲のアシスタントとして関わっている認識で問題を感じていなかった。ある時期から“自分は耳が聞こえない”と世間に態度をとったときにその上で彼の名で私が作曲して、それは問題あると思っていましたが辞めようとは思いませんでした。去年の5月にこれ以上続けることはできないと伝えました」

-耳が聞こえないと言っていますがそうでないというエピソードは。
新垣「初めてあったときから、耳が聞こえないと感じたことはない」

-耳が聞こえないと感じたことはないといっていましたが具体的なエピソードは?
新垣「私が録音したテープを聴きをそれに対して指示を出していた」

-18年間の報酬は?
新垣「18年間で20曲、700万前後だと思います」

-障害者手帳とかは見たことがあるのか?
新垣「耳が聞こえないと言っていた直後に一度見たことがある」

-佐村河内さんはどの程度まで関わっていたのか?
新垣「サンプルをいくつか作りそのサンプルを聴かせていた」

-聴覚の程度なのですがどの程度だったのでしょうか?
新垣「普通にやりとりをしてました」

-では何故そういうことを行っていたのか?
新垣「最初は私に対してはも耳が悪い状況であると示していた。やりとりをしている内に元に戻ってきた」

-隠そうとしなかったのですか?
新垣「これからはそういう形(聞こえない)で行くと言っていました」

-本人が書いたと思われる楽譜があるのですが、実際は誰がかいたのでしょうか?
新垣「これはあるオーケストラのための一部(新垣氏の楽譜)なのですが、その一部を書き写した物です」

新垣隆が作曲したものを録音し、それを佐村河内守に聞かせていたそうで、耳が聞こえないことすら嘘だったようですね……。


義手のヴァイオリニストの少女に「ヴァイオリンのためのソナチネ」を贈ったそうですが、この少女は「絶対服従」を求められていたそうです。
続々と出てきますねえ……。

佐村河内氏から「ソナチネ」送られた少女の父「深く心に傷」より。

少女の父は、佐村河内氏が桐朋学園大非常勤講師の新垣隆氏(43)氏に作曲を依頼していたことことを知った時「大変衝撃を受けました」といい「5年もの長きにわたり、信じ切っておりましたので、憤り、あきれ、恐怖すら覚えております」と怒りを露わに。

 ただ「娘は、佐村河内氏から格別の厚遇を受け、素晴らしい曲を献呈いただいたり、コンサートに出演させていただくなど、様々な恩恵を授かりましたので、それに関しては大変感謝しております」謝意も。

 しかし「ここ1年ほどは、絶対服従を前提に徐々に従いがたい要求を出されるようになり、昨年11月に、“服従できぬ”と回答しましたところ、大いに怒りを買い、絶縁された状態になっております」と語り、現在は交流がないことを明かした。

 娘については「深く心に傷を負っている」といい、「5年もの間気付いてやれなかったと、親として後悔の念にさいなまれています」と娘を思いやった。娘のファンらに対し「ご心配をおかけしたり失望されたりしたかと思うと、大変申し訳ない気持ちです」とわびた。

 「娘がまだ、バイオリンを弾き続けたい」という気持ちがあるといい「ヴァイオリンのためのソナチネ」そのものには愛着があるとして「この後も真っすぐ育てて行きたい」と親心も見せた。

「絶対服従を前提」に「従い難い要求」を出されとか、娘は「深く心に傷を負っている」とか、何があったのか……。


週刊文春に少女が送った手紙が載っているらしいですが、その中で自分に献呈された曲の本当の作曲者は自分のコンクールや発表会で伴奏していた人」と打ち明けていたようです。

ヴァイオリンのためのソナチネは、新垣隆が少女の伴奏を弾くことで、身近で少女の演奏のくせとか好みなどを把握していたことで生まれたのだと思います。
曲自体は別に悪いものとは思えないんです。

彼はなぜゴーストライターを続けたのか~佐村河内氏の曲を書いていた新垣隆氏の記者会見を聴いて考える

先の少女も、事実を知ってショックを受けながら、献呈された曲への愛着は失っていない、という。週刊文春で紹介されている彼女の高橋大輔選手宛の手紙には、「本当の作曲者は幼稚園の頃から発表会やコンクールで伴奏をしていただいている、とても優しい方だったのです」と書いている。


実は耳が聞こえていたことの証拠となる、こんな動画が出回ってます。


佐村河内、全聾はウソだった 投稿者 nyusoku001

佐村河内守が稲垣吾郎に「ヒロシマですか?」と背後から聞かれ、思わず「そうですね」と答えてしまっています。
そこから慌てて手話通訳の方を見てますが、時既に遅し。
撮影班は絶対気づいていたでしょ?
マスコミも実質的にはグルなんでしょうねえ……。


ほか、色々な方が佐村河内守について語っています。

音楽家の善意を悪用、一線を越えた偽ベートーベン

いま見ると、「偽ベートーベン」のテレビ番組は、バラエティなどでよく使われる「再現ドラマ」のような演技を本人が随所でしているのが分かります。

 この際、私は番組制作にも関わってきたので意地悪く見つけてしまうのですが「カメラワークのある画像」が目立ちます。どういうことかと言うと、リハーサルをしているということです。

 ニュースや、正常なNHKスペシャルなどで「作曲家の自宅探訪」となると、ドキュメンタリー・ノンフィクションの絵づらになりますが“本人自演の再現ドラマ”では、苦しんでいるような場面が綺麗な画角で撮られている。

 分かる人は100%分かる、相当気持ちの悪い画像ですが、どうしてプロがチェックするはずの放送局でこういうものが通用したのか、率直に不思議に思います。被曝2世、障害といった言葉が、多くの人を遠慮させでもしたのでしょうか?

放送局側もグルなんでしょうね。
この方はそこまで言ってませんが。


佐村河内守事件の全真相を明かすとい触れ込みの記事が、Kindleで電子書籍化されています。
元は週刊文春の21ページの記事で、99円で読めます。


堕ちた“現代のベートーベン” 「佐村河内守事件」全真相【文春e-Books】

著者は神山典丈という人で、義手のヴァイオリニストのノンフィクションを書いた作家だそうです。
その縁で新垣隆から相談を受けていたようで、その時の様子を記事にしています。

この記事によると、佐村河内も当初は自腹で200万円を用意して楽曲を収録したり、音楽への熱意はあったようです。
また例の「図形楽譜」は佐村河内本人が書いたもののようです。(本物か疑ってたんですが)
あの図形からよくあんな交響曲を作ったものだなあと思います。
著者も言ってますが、だったらやはり、最初から「共作」ということで世に出ていれば問題なかったと思います。


ニコ生で佐村河内守本人の謝罪会見が配信されています。

佐村河内守氏 「別人作曲」問題に関する謝罪会見 生中継

髪も切ってヒゲも剃って、まるで別人。
本当に本人なのかわかりません。
影武者?だったとしても驚きはしませんね……。

主張によると感音性難聴らしいのですが、だったら2級障害者にはならないですね……。

チケットぴあ

ブログランキングに参加しています

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック情報へ 人気ブログをblogramで分析 ブログランキング 音楽ブログランキング